排水溝

メンテナンスフリーの新型鋼製排水溝Gブロックドレインのご紹介。

耐久性と透水性を追求した新型鋼製排水溝
Gブロックドレイン

大阪高級鋳造鉄工株式会社が開発した新型鋼製排水溝「Gブロックドレイン」は、メンテナンスフリーを実現する画期的な製品です。

二相ステンレス鋼を使用し、100年耐用を可能にすることで、従来の製品よりも高い耐久性と軽量化を達成しました。

メンテンナスフリー型排水溝

写真:Gブロックドレイン

Gブロックドレイン

  • 透水性セラミック又はゴムチップフィルターを内蔵することにより、排水溝内部のゴミや枯れ葉等の侵入を防止します。
  • 二相ステンレス鋼(SUS821L1)を使用することで表面処理が不要となり、100年耐用の製品を可能としました。

堆積物防止機能 Gフィルター

Gフィルターの拡大写真。伸縮構造による目詰まりしにくいフィルター
  • 受け桝へ堆積物が蓄積しないように、Gフィルターがブロック。
  • 掃等の維持メンテナンスが軽減されます。
  • Gフィルターは特殊な畳編み構造のため、目つまりしにくくフィルター自体を清掃することも可能です。

ゴムチップフィルター構造

ゴムチップフィルター構造
空隙率:30±5%

  • 透水性フィルターを内蔵する事により、排水溝内部にゴミや土砂などの侵入を防止することができ、初期の内部状況を長期間維持することで、雑草の繁殖防止や初期の雨水流量の確保が可能となりました。
  • 通常の使用条件では基本的に内部洗浄は必要としませんが、フィルターの透水量が低下した際は、上部より高圧水で洗浄することにより復元します。

浸水性

現場透水試験機

実際の製品の透水状況

舗装の構造に関する技術基準
規格値:1000ml/15秒
結果値:1250ml/15秒

規格値<結果値になっており、技術基準を十分に満たしている。

耐久性

平成14年12月施工状況

平成26年7月施工状況

色調はわずかに残っている程度だが、弾性層に変化はなく粒取れなどなし。収縮による剥がれ、ひび割れもなし。

二相ステンレス鋼(SUS821L1)

従来のSS400鋼材+防食表面処理をステンレス鋼にする事により、100年耐用を可能としました。
SS400鋼に比べ強度が1.6倍となり、30%の軽量化が実現し、施工性が飛躍的に向上しました。
メッキや粉体塗装品は施工時及び施工後に擦り傷がつくと、そこから腐食が進行しますが、ステンレス鋼は腐食の発生がありません。

自己修復機能

鉄にクロムを添加すると、クロムが酸素と結合して鋼の表面に薄い保護被膜(不動態被膜)を生成します。
この不動態被膜が錆の進行を防ぎます。
また、この不動態被膜は100万分の3㎜程度のごく薄いものですが、大変強靭で一度壊れても周囲に酸素があれば自動的に再生する機能を持っています。

強度・重量比較

平成27年9月にJIS規格化された高強度のリーン二相系ステンレスを使用する事により減肉化が可能であり、重量を軽減できる為、現地での施工性が向上します。

棒グラフ:強度比較ではSS400と比較してSUS821L1は約1.6倍、重量比較ではSS400と比較してSUS821L1は約30%減

経済比較・ライフサイクルコスト(LCC)

メッキや二重防食に比べ、Gブロックドレイン(二相ステンレス)はライフサイクルコストが低い

タイプ別 形状寸法

ブロックタイプ

フロリダタイプ

歩車道境界タイプ

フラットタイプ(車道用)

フラットタイプ(歩道用)

外付けタイプ

  • 地覆形状や排水計算結果により寸法値は変化いたします。

実績

東岡崎駅連絡橋(愛知県)

大谷橋(栃木県)

仮・新鬼怒川渡河橋(茨城県)